コレステロールと中性脂肪の違いと関係性

よく混同しがちなコレステロールと中性脂肪の違いやその関係性について見ていきましょう。

中性脂肪とは?

中性脂肪も、コレステロールと同じ、三大栄養素である脂質のうちの一つです。中性脂肪の主成分はトリグリセリドで、中性脂肪のことをトリグリセリドと呼んだり、TGと表記したりします。

主にエネルギー源として体に利用され、残ったものは皮下脂肪などの体脂肪として蓄えられます。脂質の多い食事などで多くなると、脂肪肝や肥満につながり、肝臓疾患やメタボリック・シンドロームの原因となります。

また血中の中性脂肪が高い状態が続けば、コレステロールと同様に脂質異常症となり、動脈硬化の要因となります。

中性脂肪の検査値

中性脂肪(トリグリセリド・TG)の基準値は50~149mg/dLです。これ以上だと脂質異常症である高トリグリセリド血症で、これ以下だと低トリグリセリド血症です。

低トリグリセリド血症の場合、甲状腺機能亢進症、吸収不良症候群、肝臓病、末期がんの症状である可能性があります。

中性脂肪が多くなる原因

【出典】中性脂肪を改善する方法~脂質を減らすだけではダメ?

中性脂肪が多くなる原因のほとんどが、脂質や糖質の多い食事や過食または多量の飲酒などに因るものです。(まれに遺伝的な素因もあります。)もし健康診断などで中性脂肪が高いと言われたら、まずは食事の改善や運動療法、禁酒などを検討しましょう。

食事の改善について具体的には、まず食べる量を減らしましょう。そして甘いもの(お菓子やジュース、ケーキなど)や脂肪の多い食事を減らし、アルコールを控えましょう。

コレステロールと中性脂肪の働きの違い

コレステロールも中性脂肪もともに体に必要な成分ですが、その体内での働きは大きく異なります。コレステロールは細胞膜やホルモンなどの生体構成原料ですが、中性脂肪は主にエネルギー源として体脂肪に貯蓄されます。

どちらも不足しても、多すぎても病気になってしまう成分です。また、中性脂肪が多い状態だと、善玉コレステロールといわれるHDLが少なくなると言われています。

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