生活習慣病に関する検査値とその見方

ここでは、コレステロールだけでなく、生活習慣病に関する検査値と中心に、その正常値を見ていきましょう。

各検査とその正常値(基準範囲)

肥満度

  • 適正体重=身長(メートル)×身長(メートル)×22
  • BMI値=体重÷(身長(メートル)×身長(メートル))

適正体重と、BMI値ではオーバーウエイトの度合いが分かります。BMI値が25以上だと肥満注意です。

血圧

  • 収縮時血圧 130 mmHg未満
  • 拡張期血圧 85 mmHg未満

心筋梗塞や脳出血などの原因となる高血圧の指標です。気になる方は自宅で時間を決めて継続的に測りましょう。

脂質

  • LDL-C(LDL-コレステロール):140 mg/dL未満
  • HDL-C(HDL-コレステロール):40 mg/dL以上
  • 中性脂肪(トリグリセリド,TG):150 mg/dL未満

※(LDL-C)=TC(総コレステロール)ー(HDL-C)ー(TG/5)でも求められます。
(詳細は【脂質異常ってどんな病気?】をご覧下さい)

痛風

  • 尿酸(UA):男性3.5~7.0/女性2.5~6.0 mg/dL
  • 尿酸はプリン体からできる物質です。

プリン体を多く摂取するなどで血中に増え、一部が結晶化して関節にたまると痛風になります。

肝機能

  • GOT(AST):10~35 U/L
  • GPT(ALT):5~30 U/L

GOTとGPTは、肝臓に多く含まれているアミノ酸を作る酵素です。肝炎や脂肪肝、肝がんなどの肝臓病の指標となります。

γ-GTP:男性10~50/女性10~30 U/L

アミノ酸を分解する酵素で、肝臓の解毒作用に関係しています。アルコール性肝障害や胆道うっ滞などで高くなります。

ALP:100~350 U/L

肝臓をはじめ、多くの臓器に含まれる酵素です。主に胆道の指標(胆石など)に用いられます。

総たんぱく(TP):6.5~8.0 g/dL

血中タンパク質の総量です。値が高いと慢性肝炎や肝硬変などが、低いと栄養不良や重度の肝臓病の疑いがあります。

総ビリルビン(T.Bill):0.2~1.2 mg/dL

ヘモグロビンより生成される色素であり、胆汁の成分となります。肝臓が悪いと増えて身体が黄色くなり、それを黄疸といいます。

糖尿病

尿糖:(ー)マイナス

健常では尿に含まれない糖分の有無を調べます。プラスの場合は、糖尿病や膵炎、甲状腺の機能障害などの疑いがあります。

空腹時血糖:80~110 mg/dL未満

空腹時の血中ブドウ糖量です。口渇や多飲多尿などの症状があると、さらにブドウ糖負荷試験を受けます。

HbA1c(グルコヘモグロビンA1c):5.6 %未満(JDS)/6.0 %未満(NGSP)

120日(4ヶ月)以上血中にいる、糖化したヘモグロビンです。過去1~2ヶ月間の血糖の状態が判る、平均値のようなものです。

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